中古車を購入する際には鍵もCHECK
新車でお車を購入すると、基本的にスマートキーは二つ以上付属しています。しかし中古車となると鍵が一つしか付いていない車も少なくありません。中古車購入時は、「車の程度の良さ」ばかりに目がいきがちですが、実はこの「一つしかない鍵」にも注意が必要です。
消えてしまったもう一つの鍵は・・
鍵が一つしか無い場合として、前のオーナーさまが、うっかり鍵をどこかで紛失してしまった!というケースが大部分となりますが、残念ながら、前の持ち主や第三者がその車の鍵を持っている可能性が"ゼロ"とも言い切れません。実際にあった事例ですが、窃盗団が好む人気車種を購入し、待ちに待ったお車が納車されたその日の夜に、「自宅の駐車場から愛車が姿を消した」という被害も出ています。当時の捜査資料によると、窃盗団の手口は車にGPSを取り付けたうえで、鍵が一つしかない車としてオークションに出品、落札者が決まり納車を待ち、手元に残していたもう一つの鍵で当たり前に車を動かして盗んだとして犯行を認めております。同様の手口は、愛知、群馬、愛媛、長崎と日本各地で起こりTV・新聞等のニュースを騒がせたこともあります。もちろん、一つだから怪しいと決めつけるわけにはいきませんが、中古車だから鍵が1個しか無いという事を当たり前と受け止めず、中古車を購入するのであれば、きちんと対策することも必要となります。
有効的な対策方法はないのか?
鍵の専門店では、今手元にあるスマートキー以外に登録されているキーデータを削除することが出来ます。中古車を購入した場合、本来であれば何個スマートキーが付いているのかを確認し、一つでも不足しているようであれば、キーデータの削除をオススメ致します。そしてご利用するにあたり必要な数だけそこで改めて登録作業を行います。エリアによっては中古車販売店の担当者の方で全て行っていただき販売しているようですが、まだまだ全国的に行えているわけでは無いようです。